代表メッセージ 2021東京都社会人サッカーリーグ開幕

　この度、新型コロナウイルス感染症（COVID-19)に罹患された方々におかれましては、お見舞い申し上げますとともに、感染症の治療と拡大防止に全力を注いでおられます多くの医療従事者の皆様に心より感謝申し上げます。

　4月3日（土）、東京大学ダックスは2021年度東京都社会人サッカーリーグ開幕節を迎えます。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、東京都リーグの開幕延期や試合数の削減、またチームとしても活動の縮小を余儀なくされるなど、なかなかサッカーができない時期が続きました。今なお緊張状態が続いておりますが、4月に開幕を迎えられることを大変ありがたく感じます。
　サッカーを失ったことで、今まで当たり前にボールを蹴れていたことがいかにありがたい時間であったことなのかを気づかされました。勝利を目指し、気のおけない仲間と共に一緒に戦う。チームスポーツという性質上、チーム全体の雰囲気がなかなか良い方向に向かわないことや、メンバー同士に溝ができることもあります。しかしながら、その中で育まれ、ふとメンバーが感じるようになる絆があると考えます。それこそがサッカーの醍醐味であると考えます。

　2018年の代表就任以来、新メンバーの補強や役割の明確化など戦力及びチーム体制の強化に努めて参りました。最近はチームメンバーが自発的に役割を考えて動いてくれたり、時にはチーム運営の改善に向けて私に提案してくれたりと、この3年で体制面は大幅に整ってきたなと感じています。いつも協力していただける先輩・同期・後輩達に感謝します。また、温かく見守っていただいているOBの方々にも感謝です。
　2021年は自身が代表に就任して4シーズン目となります。私個人としては、体制が整ってきた中で、もう一つ上の視座からチーム運営をしていきたいなと考えております。

　2021年度のチーム目標として、「東京都リーグ優勝」を掲げました。最近は毎年プロを目指すチームが新規参入してくるなど、リーグのレベルも上がっていると感じてます。現実的に考え、優勝という目標を掲げるか否か悩みましたが、やはりリーグに参戦する以上はチームとしてトップを目指すべきであろうという結論に至り、目標を設定しました。やるからには一番を目指す考えは、所属する多くのチームメンバーにも通ずることかと思います。

　別にプロを目指しているわけでもないですし、たかが一つの社会人サッカーチームです。大袈裟な表現と言われるかもしれません。それでも、仲間とともにサッカーができることに感謝しつつ、チーム一同、勝利を目指して邁進して参ります。引き続き応援の程、どうぞよろしくお願い致します。